(2009/9/3、時事通信)
香川大学医学部付属病院は3日、新生児に重篤な肝硬変を引き起こす「新生児ヘモクロマトーシス」の胎児治療に、日本で初めて成功したと発表した。
胎児に肝硬変を引き起こす「新生児ヘモクロマトーシス」の治療に日本で初めて成功し、無事出産できたそうです。
新生児ヘモクロマトーシスとは一体どのような病気なのでしょうか。
新生児ヘモクロマトーシスは、母親から胎児に移される免疫グロブリンの一部が異常で、胎児の肝臓などの臓器に鉄分が蓄積、出産時に肝硬変などを患った状態で生まれてくるとされる病気。
今回の治療法が国内・海外で行われた結果は以下の通りだったそうです。
これまで国内では、周産期新生児学会などで21例の報告があり、軽症の1例を除いて全員死亡。
海外では2004年に米国の雑誌で今回の治療法が初めて紹介され、その後の報告では、55人の患者がこの治療を受け、52人が無事出産したと紹介されている。
日本でも初めて成功したということで、今後この治療法が確立されるといいですね。
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