肝機能を改善する方法(食事・食品)
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メタボの人は禁酒より“禁食” 肝機能アップの常識ウソ・ホント
(2010/6/24、SankeiBiz)
深酒や暴飲暴食がたたったのか、健康診断の結果は肝機能数値がいつも高め。
あまりにもひどい状態なら即受診だが、微妙に高い数値に対しては、自己対処で何とかしたいもの。
しかし、専門医によると、ちまたでいわれる肝機能改善の常識には、必ずしも正解でないものもあるという。
肝臓専門医による世間で言われている肝機能改善の常識が本当かどうかが紹介されている記事です。
そもそも暴飲暴食を続けると、フォアグラのような脂肪肝になる理由は、肝臓の働きと関係が深い。
肝臓の主な役割は代謝で、腸から吸収された糖はグリコーゲンに再合成され貯蔵される。
飢餓状態になったときに、グリコーゲンを糖に変えて使う仕組みだ。
ところが、貯蔵庫があふれると中性脂肪になって肝臓に沈着、これが脂肪肝。
そのため、禁酒をしても食べ過ぎ状態が続くと、脂肪肝は解消されない。
脂肪肝というと、すぐにお酒=アルコールが原因と考えている人がまだ多いと思いますが、食べ過ぎによって脂肪肝になることがあるのです。
では、どのようにすればよいのでしょうか。
東海大学医学部付属東京病院消化器肝臓センター長の西崎泰弘副院長は「肝臓の貯蔵庫を空けるには、食べる量を減らすことが肝心。
一般的に、BMI(体格指数)を25から24に減らすなど適正体重(BMI22)に近づけば、肝機能は改善されます」と説明する。
一時しのぎの禁酒ではなく、メタボの人はむしろ“禁食”が必要なのだが、が空いては戦はできぬ。
できれば、肝臓を守るような食材は口にしたい。
大事なのは、食事の量を減らすこと+肝臓を守る食材を選ぶこと。
食事の量を減らすことで、適正体重に近づけることで、肝機能が改善されます。
もうひとつは、肝臓にとって優しい食品を選ぶことも大事です。
一般的には、酒を飲んだ後にシジミ汁を飲むと良いといわれているが、それも期待は薄いという。
西崎副院長は、「シジミに含まれるタウリンは、肝硬変の薬としても使用されています。
しかし、シジミに含まれる量はごく微量で、シジミ汁を何杯も飲むと逆に塩分の摂り過ぎによる高血圧が心配」という。
今回の記事では、シジミに含まれるタウリンについて紹介されていますが、シジミといったら、今注目されているオルニチンが入っています。
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肝機能に役立つのは、ビタミンA、B群、C、タウリンなどのアミノ酸。
レバーには、ビタミンAやCが含まれているが、「レバーは鉄が多いので肝臓専門医として勧めたことはない」と西崎副院長はいう。
肝機能に役立つ栄養素としては、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、タウリンが紹介されています。
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一方、昔から生薬として知られる「熊の胆(い)」は、ウルソという成分が含まれており、肝機能改善に役立つそうだ。
しかし、サプリメントで知られるウコンは、「肝障害の人が常用した場合、鉄分によって悪化するケースもあります。
また肝臓は、薬を代謝する器官でもあり、薬によるダメージを受けやすい。
自分勝手に薬やサプリメントを乱用しないように、注意してください」(西崎副院長)。
食事以外では、食べてすぐに横になるのは良いそうだ。
身体を休めると、肝臓へ血流が集まりやすくなり代謝もアップ。
特に、右を下にしてゴロンと寝るのがベター。
ただし、メタボな人は、貯蔵庫に空きを作るための運動も忘れずに。
もうひとつ脂肪肝改善に欠かせないのは運動。
定期的にできる運動を見つけたいところですね。
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