大豆:女性は食べ過ぎないで 乳がんリスク減も肝臓がん危険性高まる--厚労省研究班
(2009/3/10、毎日新聞)
大豆製品をたくさん食べる女性は、あまり食べない女性に比べて肝臓がんになる危険性が3~4倍に高まることが、厚生労働省の研究班(主任研究者、津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模調査で分かった。
大豆に含まれるイソフラボンは、乳がんのリスクを減らすことが知られており、研究班は「食事を通して適度に取るのがいい」としている。
大豆に含まれるイソフラボンは乳がんのリスクを減らすといわれていますが、記事によると、大豆をたくさん食べる女性は、あまり食べない女性に比べて、肝臓がんになる危険性が3~4倍に高まるそうです。
なぜ、大豆をたくさん食べることによって肝臓がんになる危険性が高まるのでしょうか。
研究班の倉橋典絵・国立がんセンター予防研究部研究員によると、イソフラボンの分子構造は、女性ホルモンのエストロゲンに似ている。
エストロゲンは乳がんのリスクを高める半面、肝臓がんには予防作用があり、イソフラボンの過剰摂取がこうした作用を妨げると考えられる。
倉橋研究員は「肝臓がんの最大のリスク要因はB型、C型肝炎ウイルス。
女性の場合、まず感染の有無を調べ、感染が分かれば大豆製品の取りすぎに注意してほしい。
感染していなくても過度の取りすぎには注意が必要」と指摘する。
大豆製品をとりすぎないようにして、食事を通して、適度に摂取すればよいようです。
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